私の経験

私がピアノと出会ったのは4歳のころでした。
2歳上の姉がピアノを習うために買ったピアノが自宅に届いたとき「ボクもやりたい!」と言ったのがきっかけでした。

姉は上達が早く、いろいろな曲が弾けるようになり、どんどん上達していきました。
私は姉と比べ、覚えが悪く、バイエルを終えるのにも何年もかかってしまいました・・・

ピアノの発表会では、うまく弾けず、親に怒られた記憶がたくさん残ってます。
それでも諦めず「姉や上手な方のように美しく弾けるようになりたい!」と憧れ、練習を続けました。

上達という面で、大きな転機は中学でした。

中学校の合唱コンクールで、私がピアノ伴奏を担当することになりました。
当時は、学校の中でピアノを弾ける男の子は私しかいなく、とても珍しく見られました。
最初は恥ずかしさもありましたが、やるからには優勝しようと思い、クラスを盛り立ててみんなで練習しました。
本番の合唱は接戦の末、残念ながら優勝はできませんでしたが、コンクールを通じてクラスが団結してとても良い思い出となりました。

そしてもっと上手になりたいと思うようになり、さらにたくさん練習するようになりました。
古典派からロマン派が特に好きだったため、高校に入るとベートーベンのソナタやショパンのエチュードを発表会などで演奏しました。
大学では他大学や大きなコンサートにお招き頂き弾いたこともありました。

大学院進学後までレッスンは通い続けましたが、地方でピアノを充分に練習できる環境から離れてしまいました・・・
また、専攻していた電子情報工学の将来性に高い関心を持つようにもなりました。

社会人になる際に、音楽に関われる仕事に就きたいなとも考えたこともありました。
しかし、まずはIT業界の第一線で活躍している企業で実績を積むことを目指すことにしました。

勤めた企業が大手ばかりだったため、巨大かつ社会的に重要なシステム開発を担当する機会に恵まれました。
さらにITだけでなく、経営知識を体系的・学術的に習得するため、働きながらビジネススクールに通い、経営学修士(MBA)を修了し、経営コンサルタントとして活動の幅を広げるようになりました。

そしてIT技術者と経営コンサルタントとしての経験を、直接的に社会貢献として活かせることに取り組んでいくことにしました。
この取り組みの一つとして、お世話になった音楽教室に恩返しできればと思っております。

音楽教室は、音楽を通じて、人を育て、幸せにする場だと思います。

このような素晴らしい場を、より豊かにしていくために貢献できたら幸いです。

黒崎ピアノ教室 代表 黒崎裕子